コンビニでも有名ラーメン屋のラーメンが食べれるようになって久しいですが、特に冬にオススメしたいのが、この『すみれ 札幌濃厚味噌』
何故に冬なのか?それはすみれが北海道生まれの寒い人のために作ったラーメンだからです。
Contents
ラーメン すみれとは?
このラーメンを語るに当たって、まず北海道の銘店ラーメン純連(すみれ)の紹介をしたいと思います。
ラーメン屋純連(すみれ)は北海道の個人営業の店だった
元は北海道の家族経営の小さなラーメン屋が、新横浜ラーメン博物館に誘致された事からすみれの名は全国に広がっていきます。
誘致に至る経緯が100回以上、口説き続けた銘店とあるように、なかなか出店に応じてくれなかった銘店が、何故出店してくれたのか?
それは新横浜ラーメン博物館の担当者が、北海道で一番のラーメン屋はここしかないと、ほぼ毎日徹底的に通い詰め顔を覚えて貰ってからの交渉になりました。(こんなにラーメンばっかり食べてたら体壊しそう…)
しかし、それでも店主は首を縦に振ることはなく、その理由は家族経営で人出が少なく、この味は北海道でしか出せず、他のところに行ってしまうと違う味になってしまうという味に対する強いこだわりのためでした。
それでも担当者は諦めず、何年もストーカーのようにすみれの店主を様々な手を使って口説き続けます。
そして!
とうとう出店を考えても良いと、はじめての前向きな返答を受け担当者は出店の同意として、喜び勇みまず。
しかし、早々に店主よりあの話はなかったことにしてくれとの断りが…
その理由は店主はラーメン純連(すみれ)の生みの親の両親の息子で、両親が純連の味は北海道の寒い土地の人の舌に合うように作っている。
他の場所では純連の本当の美味しさをわかってもらえない!
と、猛反対。
そのため、やっと出店目前までこぎつけたのにまた振り出しへ…
そこへ担当者はとんでもない返答をします。
純連の出店スペースは作っておくので、心変わりしたらいつでも来てください
内装まですみれに合わせた出店スペースをなんと!来るかわからない純連のために空けておくという、感動的ですがなかなかプレッシャーを与える提案をします 笑
そこで店主の息子は出店を決意します。
ラーメン屋 すみれと純連の違い
しかし、両親は『純連』の暖簾を分けるわけにはいかないと、息子と対立します。
そこで息子は新しく『すみれ』と、平仮名にした店名で新横浜ラーメン博物館に出店することになりました。
これが、ラーメン屋すみれの誕生の瞬間でした。
ですから、本場北海道の純連とは若干のアレンジがされていますが、それは本州でも北海道で食べるのと同じ美味しさにするためのアレンジなので、北海道の純連と同じくらい美味しくて、情熱の入ったラーメンだということです。
今でも食べれる純連本店のアドレス
ちなみに、本店のアドレスはこちら。
- 住所:北海道札幌市豊平区中の島2条4丁目7-28
- TEL:011-824-5655
残念ながら、新横浜ラーメン博物館での営業は2018年12月に終わってしまったので、すみれの味を味わえるのは北海道だけになってしまいました。
セブンプレミアム『すみれ 札幌濃厚味噌』とは?
前置きが長くなってしまいましたが、そんな味に対する徹底的なこだわりを持つラーメンやすみれ。
そのすみれが監修したラーメンが美味くないわけがない!
ということで、気軽にコンビニで買える銘店の味すみれ 札幌濃厚味噌
今のところ、セブンプレミアムって事でセブンイレブンのみで買えるようです。
すみれ 札幌濃厚味噌
- 258円(税込278円)
- 販売地域全国
- ※店舗により、取り扱いがない場合があります。
札幌ラーメンの名店「すみれ」の「味噌ラーメン」を再現しました。つるみがあり、しっかりとした食感の麺を、にんにく、長ねぎなどの香味野菜を炒めて抽出したオイルを加えて、お店の味わいを再現したスープでいただきます。醤油胡椒で味付けした肉ミンチ、メンマ、玉ねぎ、ねぎを具材にしました。
※セブンイレブン公式サイトより
パッケージにはリニューアルされた、炒め油の旨味アップ!と、アピールされてますね!
これは期待が高まります。
セブンプレミアム すみれラーメンのカロリーや栄養表示
カロリーは一食559キロカロリー
成人男性だと、これを三食食べれば一日分のカロリーが摂取できますよ!
すみれ 札幌濃厚味噌の中身
かやく、粉末スープ、液体スープの三点。
かやく以外全て後入れです。
かやくの中身は味付き肉そぼろ、ネギ、味付きメンマ、フライドオニオンが入っています。
お湯を入れて液体スープを温めながら4分待ちます。
4分経ったものがこちら。
なんかまだ麺がひっついてゴワゴワしてる感じ。
しかし、ここでほぐそうとさらに長く置いておくとコシのないだらけた麺になっちゃうので、頑張ってほぐします!
まず、粉末スープから。
この時点で山椒のいい匂いが!若干カレーのような匂いもしないでもない。
続いて液体スープ。
うん、もう完璧な味噌ラーメンの香り。
コレ店で出てくる香りだわ。
液体スープを溶いていくと、麺とかやくだけインスタント感がプンプンしますが、スープだけ見れば店舗レベル!
美味い予感しかしない!
コレでまずかったらヤバイでしょ
すみれ 札幌濃厚味噌は美味い?まずい?
でも、麺を近くで見るとさっきインスタント感プンプンするって行ってたけど意外と本格的な気が。
なんかツヤツヤしてる。
一口食べると、鼻に味噌の香りと絶妙にブレンドされた山椒や一味などの香りがふわっと鼻を抜けていきます。
スープはほんとうにインスタントの中でもトップクラスじゃないかな?
麺はノンフライだと思うけど、小麦の香りとかはなく、スープに身を委ねている感じ。
あ、まずいというわけじゃなく、一体感がある感じ。
でも、も少し麺の主張があっても良かったかも。
まあ、濃厚味噌だからどうしても味噌は風味が強いから麺が負けちゃうのも仕方ないか。
具とかは麺をほぐしている時に底に沈んでしまうので、写真では素のラーメンみたいになってますけど、ちゃんとありますよ!
でも、正直具もそこまでって感じかな?あんまり印象に残らないような、特段うまくもまずくもないかんじ。
総合的な感想としては、具材や麺全てがスープを際立たせるための脇役に徹している感じでした。
ただ、それが許されるぐらいスープの完成度は高く、ラードたっぷりのスープですが、くどさはなく絶妙なスパイスブレンドのおかげで口当たりもくどくなく、飲み干す頃には冷えた体がポカポカになります。
しかも、脂が多めなので冬には体が冷えにくくなるので、まさに、北海道の人のために作ったラーメンなんだなぁと、面影を感じます。
いかがでしたでしょうか?
バイクに乗っている人や、外での仕事をしている方など、ぜひお昼や帰ってきてからこの北海道の人たちに愛される味で、体を温めてみてはいかがでしょうか?